ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~

さて。今回は私にとっては元担と自担、教祖と信者が共演をした歴史的映画について書きたいと思いまーす。

 

まだ見てない人はここからがっつり映画も原作もネタバレするからBACK‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~

<あらすじ>

佐々木充(二宮和也)は一度食べた味を完全に再現できる絶対味覚=麒麟の舌の持ち主で、その舌を生かして、依頼人が最期に食べたい料理を作る【最期の料理人】という仕事をしている。そんな佐々木のもとに一つの依頼が舞い込む。それは昔山形直太朗(西島秀俊)という伝説の料理人が作った伝説のフルコース「大日本帝國食菜全席」を作ってほしいというもの。胡散臭い依頼だとは思ったものの、借金を抱えていたため仕方なく引き受ける。

 

 

【感想】

自担が出演し、とても活躍すると聞いたので映画館まで足を運んだが、観に行って本当に正解だった。西畑さんが活躍したことはもちろん、お話し的にもとっても素敵な作品だった。

 

そりゃそうだよ。あの秋元康滝田洋二郎監督が関わってるんだよ?当たり前体操。

 

西畑さんが入所当時から尊敬しているというニノとの初共演作品。残念ながら共演シーンはありません。(メイキングではちょびっと写ってます。買ってね!!)

 

原作は読まずに観たんですけど、原作は原作でとても素晴らしかった。でも、見る前に読まなくてよかった…原作は極力崩してほしくない、原作過激派なので。結構変わってる…

 

 

原作との違い。

□映画ではレシピは一冊だったが、原作では四季で四冊に分かれている。

□千鶴さんは生きて日本に帰ってきている。映画ではレシピが完成する前に娘を産んで亡くなっている。

□その後、料理人と再婚したがレシピのせいでその旦那も亡くす

□そのせいで自殺

□映画では千鶴さんの娘・幸さんは両親が作ったレシピを元にお店を出すが、当日に火事で命を落とす。原作ではまだ生きている。

□最終的に幸さんとその息子である佐々木充は巡り合える

□「愚か者にとって老年は冬、賢者にとって老年は春。」というヘブライ語の言葉

□品数が原作では204、映画では112。

□原作では戦争のため材料が手に入らず、後半は空想でレシピを作っていた。

□映画では山形直太朗は三宅少将に殺されたが、原作では何者かに殺されていた。

□原作には鎌田くんは出てこない!!

 

 

どちらの展開も好きなんだけど、原作には鎌田くんは出てこないんだよね…原作過激派だけど…映画では監視役ということでとても大事な役。

 

 

西畑さんの演技に注目しながら映画を見返すと西畑さんの細かい演技が分かります。

 

一つレシピが完成するとそれを壁に貼っていくんです。本当ならレシピが完成するのはうれしいはずなんです。二回目見てから気が付いたけど、鎌田君このシーンで悲しそうな顔してるんです。なぜなら鎌田君は軍側の人間で、このレシピがよからぬことに使用されることを知っているから。同じことは三宅少将からもうすぐレシピがお披露目される予定だということが発表される場面でも。一生懸命作ってきたレシピがお披露目できることは嬉しいことだから、なにも知らない山形さんはとっても嬉しそうな顔をしているけど、その後ろに映る鎌田くんは悔しそうな顔をしてるんです。あと冬の朝、雪が降っているシーンで、鎌田君が一人のシーンがあるんけど、誰にも見られてないから多分物思いにふけってて。すごく悲しい顔をしているんです。そこも二回見て、ああこういうことだったのかって気づけました。

 

 西畑さんの演技は素人目に見てもよかったと思います。特に山形さんが殺されるシーンがよかったと思います。処刑場で鎌田くんは耐えきれなくなって山形さんを逃がそうとするんだけど、「そうすれば君の命が危ない。これ以上このレシピで誰も不幸になってほしくないんだ」というシーンの時の顔、あと殺される前に鎌田くんに向かって山形さんが「君はまだ料理が好きかい?私の中で君は料理人だよ。これからも君は料理を続けなさい。」というシーンが痺れた。銃殺されて即死だと頭では分かっていたんだろうけど、信じられなくて何回か「山形さん!!山形さん!!」って呼んで、死んでいるのを理解して号泣する鎌田くん…「すいませんでした…!すいませんでした…!」って泣き叫ぶ鎌田君もしんどかった。前のシーンで「僕に拒否権はありませんでした!」って言ってたし、別に山形さんが死んだのは鎌田君のせいじゃないのに、なんども謝る鎌田君…何年も経って幸ちゃんに再会した時もすごく謝っていて、レシピが悪用されることを知っていて何もできなかった自分が悔しいんだろうなと思った。

 映画で二回目に柳澤の店で出てくるチャーハンは黄金炒飯。「味変わったな?」って。山形さんのレシピに載ってた炒飯。柳澤はみんなの計画を知っていて手助けしてたし、思い出してほしくてこの炒飯を作ったんだろうな…

 

 そして山形さんがレシピを作り直すときに、どうして元のものを見ずに、千鶴さんが保管していたという下書きを探したんだろうと思ったら完成したものは三宅さんのもとにあるからか。

 

DVDの特典についていたビジュアルレコメンタリーで…監督は三人が黙って包丁とぐシーンが好きらしい。私もそこがすごく好きで、三人がそれぞれの包丁を研いでいて。楊が中華包丁だったりとか。三人の人となりが垣間見えるようなそんなシーンだったんじゃないかなって思いました。

 

 

ラストレシピ、本当にいい作品だったな…坊主姿より、髪の毛長い西畑さんの方が好きだけれども、またこんな時代ものがきたらいいな…時代物が来やすいところは尊敬するニノそっくりだよね。ジャニーズでは時代物を演じられることって、珍しいし長所だと思うから、これからもお仕事来てくれるといいな…(岡田くんとニノくらい…?)(ジャニーズって基本現代っぽいキラキラしてる人が多いもんね)(だからと言って三人がキラキラしてないってことじゃないからね)

 

個人的に、若い時の楊 晴明役を演じていた兼松 若人さんは演技がとても上手で、確実にこれはアカデミー賞もんだろ!!!と思ったのにノミネートすらされなくてとっても残念でした…

 

 

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